こんな疑問をお持ちのあなた。
本記事では、VOLVO(ボルボ)のエンブレムに込められた意味とその由来を解説していきます。
結論から言うと、VOLVOのエンブレムには、「製鉄」と「ベアリング」が関係しています。
なぜなら、VOLVOが生まれた国のスウェーデンでは昔から製鉄が有名であり、ボルボの母体企業のSKFはベアリングメーカーだからです。
また、記事の後半ではVOLVOのエンブレムを初代と現在で比較しているので、ぜひ最後までご覧ください。
以降で詳しく解説していきます。
VOLVOエンブレムに込められた意味:アイアンマーク
VOLVOのエンブレムといえば、「♂」マークに似ていると思いませんか?
この「♂」に似ているマーク、正式には「アイアンマーク」と呼びます。
このVOLVOのアイアンマークには、「製鉄」と「ベアリング」2つの意味が込められています。
アイアンマーク「製鉄」と「ベアリング」
アイアンマークは、右斜め上方向を指す矢印が「製鉄」、○印が「ベアリング」を意味しています。
より詳しく説明すると、製鉄のハーフクロス(半斜線)に○印のベアリング(円)が合わさったデザインがアイアンマークです。
以降で、VOLVOのアイアンマークに込められた製鉄とベアリングの由来を解説していきます。
アイアンマークの製鉄とベアリングの由来:歴史を踏襲
VOLVOのアイアンマークに込められた製鉄とベアリングにはちゃんとした由来があります。
それぞれの由来は、VOLVOが生まれた国「スウェーデン」とVOLVOの母体企業「SKF」が関係しています。
以降で、より深掘りして解説していきます。
スウェーデン鋼の「製鉄」
VOLVO創業の地、スウェーデンは昔から錆に強いと言われるスウェーデン鋼で有名でした。
この鋼の特性である「頑丈で信頼性が高い」というイメージを活かしたい想いから、VOLVOのエンブレムには製鉄が用いられました。
昔から車好きの間では、「ボルボ=頑丈」と言われていた理由はここからきているのかもしれませんね。
母体企業SKFの「ベアリング」
VOLVOの母体は、世界的に有名なSKFというベアリングメーカーです。
VOLVOはラテン語で「私は廻る」を意味し、元々はSKFのベアリング商標でした。
このように歴史を踏襲して、エンブレムには鉄とベアリングが用いられています。
VOLVOエンブレムの刷新:旧→新
実はVOLVOのエンブレムは、1927年の初代モデルに採用されたアイアンマークから、2006年に刷新されて現在のモデルとなっています。
デザインを新旧比較してみると、初代モデルは四角いデザインに対して、現在のマークは丸いフォルムとなっています。
公式の見解はわかりませんが、近年の車が丸みを帯びたデザインを主流としていることから時代の変化が感じられます。
あくまで筆者の推測ですが、丸みを帯びたデザインが主流となっている要因は、空力学や成型技術の発展などが関係してそうです。
余談:エンブレムの色を変える方法
余談ですが、VOLVOのエンブレムに刻まれた「VOLVO」の文字背景色を青や黒から変える人がいるという情報を得たので、その方法を調べてみました。
すると、車体の色に合わせてエンブレムの青い背景色を黒に変えている人の記事を発見したので、知りたい方はリンクをご参考ください。
なお、交換用の黒いエンブレムはAmazonから購入可能です。
また、青いエンブレムもAmazonで取り扱いがあります。
まとめ:アイアンマークは製鉄とベアリング
ご紹介した内容をもう一度まとめておきます。
VOLVOが生まれた国「スウェーデン」では昔から製鉄が有名であり、ボルボの母体企業「SKF」はベアリングを本業としていた歴史あります。
結果的に、VOLVOのエンブレムには、「製鉄」と「ベアリング」の意味が込められています。
本記事以外にも、VOLVOについて記事をまとめているので興味のある方はぜひご覧ください。
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