「Mi Band7とMi Band8ってどんな違いがあるの?」
「Mi Band7からMi Band8になって新機能は増えた?」
「Mi Band7からMi Band8に買い替える価値あり?」
こんなを疑問をお持ちのあなた。
この記事では、XiaomiのMiスマートバンドシリーズ 「Mi Band7」と「Mi Band8」の違いを徹底的に解説していきます。
結論から言うと、大きな進化ポイントは下記の4つ。
項目 | 進化ポイント |
---|---|
バンド | 一体型 → クイックリリース構造 |
筐体 | プラスチック製 → 金属製 |
充電時間 | 2時間 → 1時間 |
アプリ | Zepp Life → Mi Fitness |
Mi Band8の嬉しい変更点は、バンド構造が変わり着せ替えアイテムが増えたこと。
レザーやチェーンなど、ファッション性の高いストラップに切り替えられるほか、ペンダントとしても使用可能です。
一方で、機能面における大きな進化ポイントはないと感じました。
また今回の仕様変更によりデメリットもあります。
筐体の材質はプラスチック製から金属製となり、サウナなどの高温で使うとブラックアウトしやすい…
またアプリはZepp LifeからMi Fitnessに変更となり、LINEの返信やGoogle Fitとの連携ができなくなりました。
個人的にはZepp Lifeの方が計測データが見やすくて便利でした…
記事の前半はMi Band7とMi Band8の違いを、後半はMi Band8のデメリットを解説するので、ぜひ参考にしてください。
以降で、まとめていきます。
Mi Band7とMi Band8のスペック比較
両者の違いは下記スペック比較表の通り。
大きな違いはマーカー部分です。
項目 | Mi Band 7 | Mi Band 8 |
---|---|---|
ディスプレイ | 1.62 インチ 有機ELディスプレイ | 1.62 インチ 有機ELディスプレイ |
サイズ | 46.5 x 20.7 x 12.25 mm 重量:26.5 g バンド調節:160~224 mm | 48.0 x 22.5 x 10.99 mm 重量:27 g バンド調節:135~210 mm |
防水 | 5 ATM | 5 ATM |
バッテリー | 充電タイプ:マグネット充電 充電時間:2時間 使用時間:14日間 容量:180mAh | 充電タイプ:マグネット充電 充電時間:1時間 使用時間:16日間 容量:190mAh |
Bluetooth | 5.2 | 5.1 |
エクササイズ モード | 110種類以上 | 150種類以上 |
健康 | 心拍数モニタリング ストレスモニタリング 血中酸素レベル測定 VO₂ max(最大酸素摂取量) 睡眠トラッキング 呼吸エクササイズ 女性の健康トラッキング | 心拍数モニタリング ストレスモニタリング 血中酸素レベル測定 VO₂ max(最大酸素摂取量) 睡眠トラッキング 呼吸エクササイズ 女性の健康トラッキング |
機能 | 歩数計 電話着信通知 アプリ通知(LINEなど) スマホを探す 座りすぎアラート バイブレーション目覚まし ワークアウトログ 天気予報 音楽プレーヤー操作 リモート撮影 オリジナル画面設定 懐中電灯 常時表示(AOD)モード | 歩数計 電話着信通知 アプリ通知(LINEなど) スマホを探す 座りすぎアラート バイブレーション目覚まし ワークアウトログ 天気予報 音楽プレーヤー操作 リモート撮影 オリジナル画面設定 懐中電灯 常時表示(AOD)モード |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 光学式心拍センサー | 高精度6軸センサー PPG心拍数センサー 環境光センサー |
対応OS | Android 6.0 以降、iOS 10 以降 | Android 6.0 以降、iOS 12 以降 |
価格 | 定価 6,990円 | 定価 5,990円 |
Mi Band7(2022年モデル)が6,990円で発売されたのに対し、2023年モデルのMi Band8は1,000円の値下げの5,990円。
円安の影響などありますが、ユーザーとしてはありがたい限りです。
値段が安くなったのにスペックUPしているなんて、買い替えずにはいられませんでした。
続いて、スペック表だけではわからない細かなアップグレードを解説していきます。
操作性の違い
Mi Band7からMi Band8に乗り換えて、想像以上に操作性がUPしていると感じました。
具体的には下記のポイントです。
詳しく解説していきます。
明るさ自動調整で屋外でも見やすい
Mi Band8になり、ディスプレイの明るさは最大500nit→最大600nitにアップ。
それに伴い、アイコンや文字の色がより一層見やすくなりました。
またMi Band8では明るさの自動調整もしてくれるため、晴れた日の屋外でもディスプレイが綺麗に見えます。
暗い場所では暗く、明るい場所では明るくレスポンシブしてくれます。
個人的には屋外スポーツをしていてタイマー機能を使った際に変化を強く感じました。
タッチ感度が高くてストレスフリー
Mi Band7を使っていた時にストレスを感じたことはありませんが、比較すると想像以上にUIの違いがありました。
Mi Band8のスワイプ動作は、サクサクを超えてもはやヌルヌル。
アプリを指でタッチした後の画面切り替えも早く、使い心地は快適そのもの。
タッチ感度の良し悪しも気にする人にはMi Band8がおすすめです。
Mi Band7から乗り換える人は、ぜひ体感していただきたい。
デザイン・外観の違い
Mi Band7とMi Band8では、モデルチェンジと言えるほどデザインと外観が変わりました。
大きな変更点は、素材とベルト構造です。
詳しく解説していきます。
金属製の筐体で高級感UP
Mi Band8では、筐体がプラスチックから金属製に変更されました。
なのでMi Band7と比べて、Mi Band8は見た目の高級感がUPしています。
ただしデメリットとして、耐熱性能は低下しています……
なんとMi Band8を90℃以上あるサウナで使うと、高温になり過ぎて画面がブラックアウトしてしまいます。
実際にSNSでも、つぶやかれています。
Mi band8が日本でも買えるようになったからサウナーにアドバイス。
— Shoichi Makino (@shoone_m) October 15, 2023
サウナで気にせず使いたいなら7にしといた方が良い。8は熱に弱くて高温になると落ちる。これを回避したいならタオルで巻くなどすればなんとか落とさずに使える。
ちなみに落ちた場合は充電器に接続すれば何事もなかったかのように復活
旧型のMi Band7は、筐体がプラスチックなので熱がこもりにくくサウナでも問題ありませんでした。
どうしてもMi Band8をサウナで使いたい場合は、タオルで巻くなどの対策が必須です。
また耐熱対策として、別売りバンドを使うのも一つの手段。
サウナ用に買ったMiBand8だが製造メーカーが変わったことで外側が金属でサウナの熱で自動的にシャットダウンしてしまう。それを防ぐ為に金属部分を覆うバンドを購入、試したらシャットダウンしない、どんなに熱くてもとは言わないが何とかなりそうだ。https://t.co/2uOE2lXvtQ pic.twitter.com/0YgoXQ3OAm
— YASU (@saru2358) January 21, 2024
とはいえメーカー側も耐熱性能を45℃までとしているので、壊れた場合は自己責任です。
スマートバンドは 5 ATM (水深 50 m)の防滴等級に対応しています。スイミングプールやビーチで泳ぐ時など、水深の浅い場所でのアクティビティ時にも装着可能です。ただし、熱いシャワー、サウナ、ダイビングで使用することはできません。
Xiaomi公式HP
ベルト構造:クイックリリース構造
Mi Band8ではベルト構造が一新されました。
一般的なスマートウォッチと同じように、上下着脱式(クイックリリース構造)を採用。
上下着脱式となることで、使い方のバリエーションも増えています。
ファッション性の高いベルトに着せ替えられるのはもちろん、ランニングでシューズに装着するクリップ式は斬新な使い方。
またネックレスとして使うことも可能です。
交換ベルトの種類によっては、もはや5,000円のスマートウォッチとは思えません。
ラグジュアリーなベルトに着せ替えることで、Mi Band8はファッションアイテムとしても活用できそうです。
充電時間・ケーブルの違い
Mi Band8はバッテリー性能も向上しています。
また充電ケーブルが一新されました。
そのため、より長く使えて、より早く充電できるようになり、Mi Band8はかなり使い勝手が向上しています。
ただし充電ケーブルが変わったことで、メリットだけでなくデメリットもあります。
詳しく解説していきます。
フル充電 2時間→1時間
フル充電にかかる時間は、2時間→1時間に短縮。
バッテリーが切れた際は、充電時間で半分で済むようになりました。
Mi Bandシリーズはバッテリー持ちがいいので、こまめに充電していれば問題ありませんが、いざという時こそ充電時間が短いのは助かります。
バッテリー持ち+2日
Mi Band8は充電時間が短くなっただけでなく、バッテリー持ちが2日も増えました。
スペック上では、14日間→16日間となっています。
より長くバッテリーが持つことで、充電切れの心配が減り、安心して使えるデバイスに近づいてると言えるでしょう。
従来の充電ケーブルは使えない
一方で、デメリットもあります。
残念ながら、Mi Band7まで共通だった従来の充電ケーブルは使えなくなりました。
試しに従来の充電ケーブルをMi Band8に装着しようとしても、やはりだめ。
ちなみにXiaomiの現行スマートウォッチシリーズは今回の新型充電ケーブルで統一されています。
なので、今後はこちらがスタンダードとなるでしょう。
新機能:ランニングビーンモード
Mi Band8では、新機能としてランニングビーンモードが追加されました。
※ランニングクリップは別売り(1,500円程度)
ランニングビーンモードを使えば、ワークアウト中のケイデンスやストライド、接地時間、衝撃力がリアルタイムで表示できます。
ワークアウト終了後は、通常の記録に加えて着地パターンなどの詳細データも確認可能です。
ただしMi Band8自体を足に取り付けるため、心拍数などの身体データは取得できません。
Mi Band7から買い替える人であれば、Mi Band7を併用して心拍数を測定するのも一つの手段。
ちなみにワークアウトの開始と終了は、スマホのアプリから操作する必要があります。
ウォッチフェイス:200種類
ウォッチフェイス(画面着せ替え)は、121種類→200種類に増えました。
またカテゴリは9種類から14種類となっています。
項目 | Mi Band7 | Mi Band8 |
---|---|---|
種類 | 121種類 | 200種類 |
カテゴリ | 新着 ユーティリティ メカニカル 写真 シンプル イラスト ファッション 数字 動物 | 新着 ネックレスモード フレッシュで楽しい カスタム エディターズピック メカニカル フォーマル アクティビティ ユーティリティ シンプル イラスト スタイリッシュ 数字 動物 |
スマートウォッチとしてだけでなく、ネックレスなどの多様な使い方に合わせてウォッチフェイスを選ぶことができます。
アプリはMi Fitnessに完全移行
これまではZepp LifeとMi Fittnesのどっちも対応していたので、好きな方を選んで使えました。
しかしMi Band8になり、対応アプリはMi Fittnessのみとなりました。
個人的にはZepp Lifeの方が、睡眠ログなどの計測データが見やすかったので残念です。
またMi Fittnessはスマート体組成計と同期できません。
厳密には“直接”同期ができません。
つまりスマート体組成計のデータをMi Fittnesで見るには、Zepp Lifeから転送しなければならないのです。
現在はZepp LifeとMi Fitnessのどっちも使っている状態なので、Xiaomiが改善してくれることを願っています。
まとめ:結局、どっちがおすすめ?
この記事では、Xiaomiのスマートバンド「Mi Band8」を旧機種の「Mi Band7」と比較して、徹底的に違いを解説しました。
項目 | 進化ポイント |
---|---|
バンド | 一体型 → クイックリリース構造 |
筐体 | プラスチック製 → 金属製 |
充電時間 | フル充電:2時間 → 1時間 |
アプリ | Zepp Life → Mi Fitness |
結論、Mi Band8に機能面で大きな進化ポイントはないと感じました。
嬉しい変更点は、バンド構造が変わって着せ替えアイテムが増えたこと。
レザーやチェーンなど、ファッション性の高いストラップに切り替えられるほか、ペンダントとしても使用可能です。
ただし本体の材質はプラスチックから金属となり、サウナなどの高温で使うとブラックアウトします…
なのでサウナ用スマートウォッチとして使いたい人は、Mi Band7をおすすめします。
またアプリはZepp Life → Mi Fitnessに変更され、LINEの返信やGoogle Fitとの連携ができなくなりました。
個人的にはZepp Lifeの方が計測データが見やすくて便利でした…
この記事の中で気になることや疑問に思ったことなどあれば、お気軽にお問い合わせください。
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