AirPods Pro2と1の違いを実機レビュー!9つの進化ポイントを解説

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「AirPods Pro第2世代と第1世代って何が違うの?」

「AirPods Pro第2世代になって音質は良くなった?」

「AirPods Pro第1世代から買い換える意味はある?」

こんな疑問をお持ちのあなた。

この記事では、Appleのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」第1世代と第2世代の違いを徹底的に解説していきます。

結論から言うと、AirPods Pro(第2世代)はイヤホン単体のスペックだけでなく、充電ケースも大幅に進化しています。

なので、AirPods Pro(第1世代)を使っている人も乗り換えがおすすめ!

記事の前半では進化ポイントについて詳しく解説し、後半ではAirPods Pro(第2世代)の残念なところにも触れるので、ぜひ参考にしてください。

両者の違いをサクッと知りたい人は目次をチェック!

以降で、まとめていきます。

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AirPods Pro(第2世代)の進化ポイント

AirPods Pro(第2世代)の進化ポイントはこちら。

  1. 新型H2チップ搭載で音質向上
  2. ノイズキャンセリング性能2倍
  3. 上下スワイプで音量調節可能
  4. 最大4.5時間再生→6時間に
  5. 「探す」アプリで正確な位置がわかる
  6. MagSafe、Apple Watchの充電器に対応
  7. XSサイズのイヤーチップ追加
  8. スピーカーとストラップホール搭載
  9. 充電ケースも防水に対応

それぞれ詳しく解説していきます。

新型H2チップ搭載で音質向上

AirPods Pro(第2世代)は、新型チップの「H2ヘッドフォンチップ」を搭載。

再設計されたドライバ・アンプが連動し、音質は第1世代よりも一段階グレードアップしています。

低音はより豊かに、高音はよりクリアで深みのあるサウンドを再現できるようになりました。

しかし、効果をとくに実感したのはパーソナライズ機能

iOS16をインストールしたiPhoneなら、ベストな空間オーディオを作り出すためのパーソナライズ設定が可能です。

設定は3分もあればOK。

ただし、カメラを使って正面・左右から耳を撮影する必要があります。

なので設定は自宅がおすすめ。

実際にパーソナライズ機能を使ってみると、同じサウンドでも3次元の臨場感溢れる音楽を体験できます。

例えばAirPods Proを使ってアクション映画を観れば、より大迫力に感じられるでしょう。

ノイズキャンセリング性能2倍

第1世代の時よりもノイズキャンセリング性能が2倍に向上しました。

ただし、あくまで最大2倍なので、全帯域で2倍になるわけではありません。

実際の評判をTwitterで見てみると…

2倍まではいかない、せめて1.3倍」という意見もありますね。

家だと違いがあまり分からん」という意見も見受けられます。

やはりAirPods Pro(第2世代)のノイズキャンセリング機能は、全帯域で2倍になるわけではありません。

あくまで最大2倍のアップグレードという認識に留めておきましょう。

上下スワイプで音量調節可能

AirPods Pro(第2世代)は、イヤホン単体で音量調節できるようになりました。

つまり、これまでよりも直感的にボリュームが変えられます。

やり方はとても簡単。

イヤホンを装着した状態で、左右どちらかのイヤホン軸を親指と人差し指の二本指でスワイプするだけ。

ボリュームを上げたい時は上にスワイプ。

逆にボリュームを下げたい時は下にスワイプすればOK。

ちなみに上スワイプでは「トンっ↑」、下スワイプでは「トンっ↓」という操作音がイヤホンから出ます。

電車内や人混みなど、雑音が多い環境のボリューム調節が便利です。

最大4.5時間再生→6時間に

AirPods Pro(第2世代)は、1回の充電で最大6時間の再生が可能に。

AirPods Pro(第1世代)の時は最大4.5時間だったので、単純計算で1.5時間長くバッテリーが持ます。

ただし、AirPods Pro(第2世代)の新機能「空間オーディオとヘッドトラッキング」を有効にした場合、最大5.5時間の再生が可能です。

筆者としては、AirPods Pro(第1世代)の電池持ちで十分満足していました。

とはいえ、バッテリー持ちが良くなりメリットを感じる人は以下の方々でしょう。

  • こまめに充電するのが苦手な
  • Web会議や通話で長時間イヤホンを使う
  • 通勤、通学でつねに音楽を聴いている

「探す」アプリで正確な位置がわかる

AirPods Pro(第2世代)になり、「探す」アプリに対応。

アプリを使えば、万が一AirPods Proを無くしても正確な位置情報がわかります。

3万円以上する高価なAirPods Proを無くした場合、精神的ダメージは計り知れません。

すぐに位置情報を調べられる機能はいざという時ありがたいですね。

ちなみに第1世代はイヤホンが近くにないと「“AirPods Pro”が手元から離れました」と、iPhoneなどのデバイスで通知が受け取れるだけでした。

MagSafe、Apple Watchの充電器に対応

MagSafe、Apple Watchの充電器に対応。

MagSafeとは、磁力により充電器がAirPods Proにピタッとくっつく磁気技術

Apple Watchの充電器も同じように磁力でくっつくタイプです。

つまり主流になりつつある「マグネット対応ワイヤレス充電器」がAirPods Proでも使えます。

もちろんAirPods Pro(第2世代)にはライトニンング端子があるので、今まで通りライトニングケーブルを挿して充電できます。

XSサイズのイヤーチップ追加

AirPods Pro(第2世代)には、全部で「L / M / S / XS」のイヤーチップが付属。

一番小さいサイズ「XS」が追加されました。

XSはデフォルトで付いているMサイズと比べて、かなり小さい!

耳の穴が小さい人には嬉しいポイント。

また左右で耳の穴の大きさが違う人にとっても、調節の幅が広がったのはありがたいですね。

スピーカーとストラップホール

充電ケースに、スピーカーとストラップホールが追加されました。

スピーカーは、充電時や「探す」アプリの使用時にサウンドを鳴らしてくれます。

またストラップホールが追加されたことで、AirPods Proに外付けケースを付けなくてもストラップが装着可能です。

充電ケースも防水に対応

AirPods Pro(第2世代)から、充電ケースも防水に対応。

実はAirPods Pro(第1世代)まで、イヤホンのみ防水対応でした。

余談ですが、筆者は第1世代を誤って洗濯してしまいました(問題なく使えています)。

ちなみにAirPods Pro(第2世代)の防水性能は、耐汗耐水性能(IPX4)です。

「IP○○」とは、日本工業規格(JIS)で決められた等級であり、「数字が大きければ大きいほど良い」ということ。

防水性能内容
IPX0保護されていない
IPX1垂直に落ちてくる水滴による有害な影響がない
IPX2垂直より左右15°以内の水滴による有害な影響がない
IPX3垂直より左右60°以内の水滴による有害な影響がない
IPX4あらゆる方向からの水の飛まつによる有害な影響がない
IPX5あらゆる方向からの水の噴流による有害な影響がない
IPX6あらゆる方向からの水の強い噴流による有害な影響がない
IPX7規定の圧力(水深1m)、時間(30分)で水没しても水が侵入しない
IPX8水面下での使用が可能
参考:KDDIのトビラ

AirPods Proの防水性能がどのくらいまで大丈夫かというと、外出中に雨に降られたり、入浴中にシャワーがかかったりするレベルまで。

一方で、水泳中に使用したり、お風呂の中で落としたりはNGでしょう。

AirPods Pro(第2世代)の残念なところ

AirPods Pro(第2世代)の残念なところにも触れていきます。

  1. 充電はライトニングケーブル
  2. ハイレゾ非対応
  3. 値段が1万円UP

充電はライトニングケーブル

引き続きAirPods Pro(第2世代)もライトニング端子。

つまり有線で充電する場合は、ライトニングケーブルを使わなければいけません。

Apple製品の中でもMacはUSB-Cケーブルに切り替わっているのに、AirPods Proがいまだにライトニングケーブルなのは残念です。

とはいえMagSafe、Apple Watchの充電器に対応したので、これを機にワイヤレス充電器にシフトするのも一つの手でしょう。

筆者は磁力ではくっつきませんが、IKEAのワイヤレス充電器を使っています。

ハイレゾ非対応

AirPods Pro(第2世代)はハイレゾ非対応。

そもそも、あなたはハイレゾが何かご存じですか?

ハイレゾは、CDでは入りきらなかった音の情報量をたくさん持っています。音の量、つまり「音の太さ・繊細さ・奥行き・圧力・表現力」が段違い。アーティストの息づかいやライブの空気感など、CDでは聴こえなかったディテールやニュアンスを感じ取れるのがハイレゾなんです。

SONY「ハイレゾとは?」

つまり”CD音源を超える音楽体験”は、AirPods Pro(第2世代)ではできないということ。

ただし高音質も一定レベルを超えると、一般の人ではそこまで違いが分かりません。

なので、とにかく音質を重視したい人でない限り気にする必要はないでしょう。

値段が1万円UP

AirPods Pro(第2世代)は、第1世代と比較して1万円ほど値段が上がりました。

もともと3万円を超えるAirPods Pro、「1万円の価格差はちょっと…」って思いますよね?

ですが1万円の価格差は、2019年に発売された、AirPods Pro(第1世代)の当時の価格と比べた場合です。

AirPods Pro(第2世代)AirPods Pro(第1世代)
39,800円2019年10月発売時:30,580円
2022年7月値上げ時:38,800円

2022年のAirPods Pro(第2世代)発売後、AirPods Pro(第1世代)は値上げされ、価格差は1,000円となりました。

なので1,000円の価格差でスペックUPを考えれば、AirPods Pro(第2世代)の方がお得でしょう。

第1世代とのスペック比較

AirPods Pro(第1世代)との新旧比較はこちら。

スペックAirPods Pro(第2世代)AirPods Pro(第1世代)
デザインAirPods Pro 2AirPods Pro
価格39,800円2019年10月発売時:30,580円
2022年7月値上げ時:38,800円
サイズイヤホン:30.9 × 21.8 × 24.0 mm
ケース:45.2 × 60.6 × 21.7 mm
イヤホン:30.9 × 21.8 × 24.0 mm
ケース:45.2 × 60.6 × 21.7 mm
重さ5.3 g5.4 g
チップH2ヘッドフォンチップH1ヘッドフォンチップ
Bluetooth5.35.0
電池持ち1回の充電で最大6時間の再生時間
1回の充電で最大4.5時間の連続通話時間
1回の充電で最大4.5時間の再生時間
1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間
耐汗・耐水IPX4(イヤホン・充電ケース)IPX4(イヤホンのみ)
イヤーチップL / M / S / XSL / M / S

AirPods Pro(第2世代)の方がほとんどのスペックが向上しています。

唯一変わらない点は、サイズと重さ。

比較すると、両者のサイズはどちらも一緒で、重さは0.1g違い。

なので、持った感じの違いはまったく分かりません。

第1世代と同じケース、イヤーピースが使える

AirPods Pro(第1世代)で使えた外部ケースとイヤーピースは、AirPods Pro(第2世代)でも引き続き使えます。

ただし、注意点が二つあります。

  1. スピーカー部分が塞がれてしまう
  2. 一部のMagSafe充電器は使えない

それぞれ詳しく説明していきます。

スピーカー部分が塞がれてしまう

AirPods Pro(第2世代)の充電ケースにはスピーカーが搭載されました。

そのため、AirPods Pro(第1世代)用の外付けケースを装着すると、スピーカー部分が塞がれてしまいます。

ただし多くの場合、サウンドには問題ないので気にする必要はないでしょう。

一部のMagSafe充電器は使えない

AirPods Pro(第2世代)からMagSafe対応しましたが、一部使えない充電器があるので注意してください。

なぜならMagSafe充電器の中には、磁力が弱くてAirPods Proが落下するタイプもあるからです。

例えば、AirPods Proを置く場所が斜めになっているタイプは要注意。

MagSafe充電器を検討する際は、実物を見たり、レビューを参考にしたりしましょう。

AirPods Proをお試しする方法

AirPods Proをお試しする方法は以下の通り。

  • アップルストア
  • 家電量販店
  • レンタルサービス

レンタルサービスとは、仲介業者を通じてさまざまな商品を利用者間でシェアできる仕組み

そして代表的なレンタルサービスがこちら。

それぞれの特徴を一言でいうと…

DMMいろいろレンタル
→あらゆるジャンルの機器を扱っている

Rentoco
→幅広いレンタル期間に対応している

モノカリ
→沖縄・北海道・離島含め全国へ配送している

PANDA STUDIOレンタル
→最短1日からレンタルできる

自分に合ったレンタルサービスを活用して、AirPods Pro(第2世代)を試してみましょう。

まとめ:第1世代からの乗り換えもおすすめ

紹介した内容をもう一度まとめておきます。

▼AirPods Pro(第2世代)の進化ポイント

  1. 新型H2チップ搭載で音質向上
  2. ノイズキャンセリング性能2倍
  3. 上下スワイプで音量調節可能
  4. 最大4.5時間再生→6時間に
  5. 「探す」アプリで正確な位置がわかる
  6. MagSafe、Apple Watchの充電器に対応
  7. XSサイズのイヤーチップ追加
  8. スピーカーとストラップホール搭載
  9. 充電ケースも防水に対応

▼AirPods Pro(第2世代)の残念なところ

  1. 充電はライトニングケーブル
  2. ハイレゾ非対応
  3. 値段が1万円UP

筆者自身、AirPods Pro(第1世代)から第2世代に乗り換えて正解でした。

とくにパーソナライズ機能とノイズキャンセリング機能による音質向上に満足しています。

またAirPods Proをなくしても「探す」アプリで探せる点は第2世代ならではの安心感です。

AirPods Pro(第2世代)を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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