
LAWSON(ローソン)の MACHI café (マチカフェ) のカップデザインが定期的に変わっていることはご存知ですか?
すでにお気付きのあなたは、きっと流行に敏感なオシャレさんに違いありません。
本記事では、マチカフェのカップデザインが定期的に変わる理由と時期について筆者の考察を解説していきます。
結論から言うと、マチカフェのカップデザインには、差別化戦略・SNSマーケティング・付加価値の提供といった3つの要素が大きく関係しています。
以降でまとめていきます。
LAWSON(ローソン)のMACHI café (マチカフェ)とは

マチカフェ(MACHI café)とは、大手コンビニエンスストアのLAWSON(ローソン)が展開する、焼き菓子とドリンクのプライベートブランドです。
一般的には、コンビニスイーツやコンビニコーヒーの一つとされています。
2021年には10周年を迎えることから、ローソンではおなじみのブランドとして定着していると言えるでしょう。
このマチカフェと言えば、コーヒーに使われているカップのデザインが定期的に変わっていることはご存知でしょうか。
なお、期間限定デザインの場合はサイズ(S・M・L)によって、同じ時期でもデザインが異なるカップが提供されることもあります。
マチカフェのカップデザインが変わる『3つの理由』

ローソンが提供するマチカフェのカップデザインが定期的に変わる理由は3つ挙げられます。
理由①:コンビニ各社との差別化【高級路線】
コンビニ業界のシェア9割は、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの3社となります。
この3社の中でも、ローソンは「ローソンストア100」や「ナチュラルローソン」など、他社と異なる店舗展開をしています。
加えて、2014年に成城石井を買収していることから、ローソンは他社に比べて少し高級路線のイメージが伺えます。
したがって、ローソンはマチカフェカップのデザインや質感にこだわることで、コンビニ各社とのコーヒー体験に差別化を図っていると言えるでしょう。
理由②:SNSによる認知度向上【写真映え】
スマートフォンの普及とSNSの浸透により、写真映えする商品が売れやすい時代となりました。
とくに画像の投稿をメインとしたSNSのInstagramは、2010年の登場以降、マーケティングに欠かせないツールにまで成長しています。
現代はSNSを活用するすべての人が情報発信できる時代のため、ローソンはマチカフェカップのデザインで写真映えを狙っていると言えるでしょう。
また、消費者に飽きられないためにも、スタンダードなイラストをうまく挟みながら定期的に新しいカップデザインが提供されています。
理由③:付加価値の提供【情緒的】
コーヒーは水やお茶といった水分補給とは目的が異なり、休憩や会話の場でホッとしたい時などに飲むドリンクです。
そのため、ローソンはマチカフェカップの色をビビッドにしたり、かわいい動物の絵を加えたりと、デザインに工夫を凝らしています。
そうすることで、コーヒーを飲むという体験に「気分が上がる」という付加価値をつけて情緒的な体験を提供しています。
心理学的にも、「人は感情でモノを買い、あとで理由付けをする」ため、感情に働きかけるサービスはかなり効果的です。
マチカフェカップのデザインが変わる時期『3パターン』

マチカフェカップのデザインが変わる時期は3パターンほどあります。
わかりやすいように、Instagramの投稿から、さまざまなデザインのマチカフェカップを見ていきましょう。
なお、期間限定カップはなくなり次第終了となっています。
パターン①:季節の変わり目
季節の変わり目はマチカフェのカップデザインが切り替わりやすい時期です。
とくに、「春・夏・冬」は、必ず季節に合ったデザインに変わります。
パターン②:コラボやテーマ別
マチカフェカップは、ゴディバなどのブランドとコラボしたスイーツドリンクや、ビビッドやモノトーンといったテーマ性のあるデザインに切り替わることがあります。
パターン③:シングルオリジン
マチカフェは、品種の違うコーヒー豆をブレンドせずに農園などの小さい単位で販売するコーヒー豆「シングルオリジン」を提供することがあります。
シングルオリジンを提供する際はカップも専用のデザインとなり、Ipanema Coffee(イパネマコーヒー)などの、コーヒー豆の名前が記載されているのが特徴的です。
まとめ:定期的に変わるマチカフェカップをチェックしよう

ご紹介した内容をもう一度まとめておきます。
マチカフェのカップデザインには、差別化戦略・SNSでの拡散・付加価値の提供の3要素が大きく関係していました。
定期的に変わるマチカフェカップのデザインを店頭やSNSでチェックして、コーヒーライフを満喫しましょう。
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