
adidasのスニーカーの中で、一番有名といっても過言ではないスタンスミス。
実は、「世界で一番売れたスニーカー」としてギネス認定されているんです。
本記事では、「スタンスミスがなぜ世界一売れたのか」要因を分析して解説していきます。
結論から言うと、スタンスミスはドレスとカジュアルの要素を兼ね備えた服装に合わせやすいデザインだからです。
本記事に向いている方
- スタンスミスを履いている
- ファッションが好き
- アディダスファン
以降でまとめていきます。
スタンスミスの始まり

スタンスミスは、アメリカの元プロテニスプレイヤー「スタン・スミス」がテニスシューズとして使用していたモデルが始まりです。
そのため、スニーカーにプリントされている人物の顔は、元プロテニスプレイヤーであるスタン・スミス氏ということになります。
ちなみにスミス氏はご存命で、72歳になる素敵なオジサマです(2019年時点)。
世界一売れた理由は「合わせやすさ」

スタンスミスがこれほど世界中で人気を博して売れた理由は「あらゆる服装に合わせやすい」の一言に尽きます。
とはいえ、それだけでは具体性がないので、以降で「なぜあらゆる服装に合わせやすいのか」について解説していきます。
ドレスとカジュアルの要素を併せ持つ

前提として、世の中にあるファッションアイテムは二つに分けられます。
- ドレスライク
- カジュアルライク
履き物で言えば、ドレスライクなアイテムは革靴。
カジュアルライクなアイテムはスニーカーが代表的です。
そして、合わせやすいアイテムというのは、ドレスとカジュアルの両方の性質を合わせ持つものが多いです。
一般的に、オシャレと呼ばれる服装はキメすぎてもいけないですし、だらしなさすぎてもいけません。
ドレスとカジュアルどちらにも偏りすぎることなく、バランスを保つことが重要です。
例えば、パーティーへ行くのにジャケットと革靴は自然ですが、普段着で着ていたら気合が入りすぎていると思われますよね。
仕事着と勘違いされてしまう可能性さえあります。
一方で、スウェットパーカーとスニーカーの組み合わせは、近所のコンビニへふらっと買い物に行く人だと勘違いされてしまいます。
そう考えるとジャケットにスニーカーのような中和したコーディネートがオシャレだとわかります。
スタンスミスの場合、スニーカーのカジュアルライクな要素を持ちつつ、一般的なスニーカーに比べて細身なことでうまくバランスを取っています。
革靴ほど細すぎず、爪先は丸い絶妙なフォルムがスタンスミスの合わせやすさを物語っています。
シンプルなデザイン

また、デザインがシンプルなところも合わせやすい要素です。
ナイキのように靴底にエアーが入っているわけでもなく、リーボックみたいなポンプもありません。
機能面ではナイキやリーボックが得意とするハイテクスニーカーより劣るかもしれませんが、その分すっきりとしたデザインでクラシカルな雰囲気が出ています。
ヒールはバイカラーで仕上げられているため、全体的に主張しすぎることなく、後ろ姿のアクセントになっています。
※バイカラー=1つのアイテムの中に2つの色を使っているデザインのこと
また、シュータンはヒール部と色を合わせたスタン・スミス氏のマークが描かれていて統一感があります。
まとめ:スタンスミスの合わせやすさには理由がある
ご紹介した『スタンスミスの合わせやすさ』をもう一度まとめておきます。
- ドレスとカジュアルの要素を併せ持つ
- シンプルなデザイン
本記事を通して、ファッションにはロジックが必ずあるということをご理解いただければ幸いです。